今回は双子を乗せる電動自転車の選び方紹介です!
双子を連れての移動、ベビーカーでは遠いし車を使うまでもない…そんなとき、電動自転車があれば便利。
双子を乗せることができる自転車は3人乗りができる自転車以外に、「ふたごじてんしゃ」が2018年5月に登場していますが、ふたごじてんしゃは2019年12月現在完売にて入手は困難。
- 早く双子を乗せられる自転車がほしい
- ふたごじてんしゃにこだわらない
という人のために、ここでは3人乗りができる電動自転車の選び方を紹介します。
- 双子を乗せる電動自転車の選び方
- 双子を乗せる電動自転車を選ぶ時の注意点
- 電動ではない自転車は双子乗車に不向きかどうか
子供を自転車に乗せることができるのは幼い間だけですが、幼い間は移動が特に困難なので電動自転車がとても役に立ちます。
双子との行動範囲を広げたいママや、双子を乗せる電動自転車を検討しているママはぜひ参考にしてください。
Contents
双子を乗せる電動自転車の選び方
3人乗りができる自転車は「幼児2人同乗用自転車安全基準」を満たしている必要があります。
通常6歳未満児2名との3人乗りは禁止されていますが、幼児2人同乗用自転車安全基準を満たしている自転車は3人乗りが可能!
幼児2人同乗用自転車安全基準を満たしている自転車には「BAAマーク」と「幼児2人同乗基準適合車マーク」が貼られています。
この基準を満たしている自転車の中で、さらに双子を乗せる自転車を選ぶときのポイントを紹介します。
フロントシートの身長・体重・年齢制限
現在法令で認められている自転車の3人乗りは、自転車の前後に子供を1人ずつ乗せての乗車です。
(ふたごじてんしゃは後部に2人乗せられる特別な規格で、幼児2人同乗用自転車安全基準を満たしています)
しかし幼児2人同乗用自転車安全基準を満たしている自転車でも、年齢や体重制限があります。
通常前カゴが付いてる部分にフロントシートを装着して使用しますが、フロントシートの年齢体重制限は決まっています。
フロントシートは身長100cm、体重15kgまで、年齢は1~4歳未満が目安です。
ちなみに、後部座席は身長115cm、体重25kgまで、年齢は1~6歳未満の子供を乗せることができます。
必然と双子のうち小柄なほうをフロントシートに乗せることになりますが、電動自転車はこのフロントシート選びが大切!
フロントシートの広さ
双子と3人で電動自転車を使うとなれば、フロントシートはギリギリの年齢や体重まで使いたいですよね。
そうなると、フロントシートに乗る子供は成長に伴いだんだん窮屈になってきます。
そのストレスを軽減するため、フロントシートの横幅や長さはゆとりのあるものがおすすめです。
フロントシートへの乗せやすさ
フロントシートは自分で乗ることができないので、体重制限の15kgに近づくにつれママも大変になります。
自分の胸くらいの高さまで抱っこして乗せなければいけないので、高さは以下の2点を参考にしてくださいね!
- 車体の高さが低い
- フロントシートが低い位置にある
安定感
信号待ちなどで止まっている時の安定感は、双子が大きくなるにつれて重要になります。
自分の身長に合わせた車体の選び方をすると、停車中に足がしっかり地面につくので不安定になりません。
試乗時にしっかりチェックしておきましょう!
双子を乗せる電動自転車を選ぶ時の注意点
双子を乗せる自転車を選ぶ際は、注意点もあります。
見逃しがちなのが、走行時以外の注意点。
自宅に駐輪スペースがあるか
3人乗り自転車は、普通の自転車より長さも幅も大きいです。
自宅に十分な駐輪スペースはありますか?
特にマンションで駐輪専用の機械があるところは、対応できるかどうかの確認が必須!
戸建ての場合も、道路にはみ出さず敷地内で駐車できるかどうかを確認しておきましょう。
サビや汚れを考えると雨風しのげる場所がベストですが、ガレージなど屋根がなければサイクルカバーで覆う必要があります。
バッテリーの持ち(走行条件に合ったモデルを選ぶ)
意外と忘れがちなバッテリーの充電。
- 毎日乗るけどほんの数分だけ
- 長時間乗るけど休日だけ
このような場合は充電回数が少ないですが、バッテリーの持ちは長ければ長いほど充電の手間がかかりません。
ただ坂道が多い場所など、使用条件に応じてバッテリーの減りは増減します。
また双子が成長し乗車体重が増えると、自転車全体が重くなりタイヤにかかる負荷が増えます。
負荷が増えるとバッテリーの減りに影響があるので、なるべく長持ちする電動自転車がおすすめ!
自分の乗る条件、主な使用道路に応じて選ぶことが大切です。
1人で扱える重量
3人乗りは2人乗りとはまた違う運転技術が必要です。
「もし転倒したらどうしよう…」3人乗り自転車ならではの心配事もありますよね。
子供乗せ電動自転車はとにかく重いです。
実際に2007年~2017年の10年間で乗車中にけがをした幼児は12,820人、うち8人が亡くなっています。
アシストがついているがゆえ、急発進やハンドルがとられるなどという意見も多数。
- 狭い道での切り返し
- 降りるタイミング
- 子供が暴れたとき
- 雨で路面が濡れているときの運転
電動自転車の操作に負担がかかる状況でも、ふらつかずに自分で扱えるものを選ぶのがおすすめです。
コンビニやスーパーの駐輪場にほかの自転車が止まっていると、前後にしか移動できなかったりします。
フロントシートの子供が急に振り向くとハンドルがとられやすくなります。
そうなるとやはり、自分一人で充分扱えることのできる電動自転車選びが重要になってきます。
「自転車」としての使い勝手の良さ
- 鍵の施錠や解錠のしやすさ
- ギアの切り替え
- 電源パネルの操作しやすさ
など、電動自転車としての使い勝手の良さも大切です。
中でも双子を乗せたままの鍵の解錠や施錠はバランスを崩しやすいので特に注意が必要!
双子を電動自転車から降ろしての施錠や解錠は、一瞬でも双子の目を離すことになり危険です。
鍵の施錠や解錠をスムーズに行えるモデルを選ぶのも大切です。
- 保育園送迎前後
- 買い物
- 通勤
など、1人で走る時に自転車として自分が乗りやすいのもポイントですね。
試乗は絶対すべし
試乗できる自転車屋さんは限られてきますが、「乗車感覚を知る」ことはとても大切。
面倒でも一度は試乗をおすすめします。
各メーカーのホームページに試乗できるお店が乗っているのでチェックしてみてください!
お店によっては試乗会も行っているので、試乗会を利用すれば一度に複数メーカーの自転車に乗ることができます。
坂道を試乗させてもらえる自転車屋さんもあるので、自分が納得するまで試乗してくださいね。
試乗することで前後に子供を乗せて自転車を運転する不安が払拭できたり、電動自転車の走り出しの感覚も掴むことができ、「2人乗せられる」という自信にもつながります。
双子に「電動ではない自転車」は不向き?
「電動ではない自転車」は値段が電動自転車と比べて格段に安いです。
商品によっては10万円以上の差があることも。
それだけでも魅力的ですが、坂道の少ない地域に住んでいるママや自分の体力に自信があるママは「電動ではない自転車」でも双子を乗せての運転は可能です。
ただ、発進時に双子の体重でふらついたり、場合によっては転倒する可能性があります。
双子が大きくなるにつれて自転車の総重量も重くなることを考えたら、電動自転車のほうが気軽に乗ることができます。
自身の使用条件に合わせて検討してみてください。
双子を乗せる電動自転車はいろいろな状況を想定して選ぼう
電動自転車を選ぶときは、運転する人がよく通る道や時間帯を想定して選ぶことが大切です。
また使用時だけでなく、保管時にも気を付けることがたくさんあります。
いちばん大切なことは、子供たちを乗せるものなので検討は可能である限り試乗し、自分にとって安全で使いやすい自転車を選ぶこと。
この記事が自転車選びの参考になれば幸いです。