私は双子自転車の試乗をしたのですが購入しませんでした。
購入しなかった理由は、「通園路が双子自転車に不向きだったから」です。
今回試乗した双子自転車は、株式会社ふたごじてんしゃとOGK技研株式会社が共同開発した「ふたごじてんしゃ」です。
双子自転車はとっても魅力的なのですが、双子を乗せられる自転車ということでいろいろ制限もあります。
ここでは双子自転車を購入しなかった具体的な理由を紹介します。
双子自転車、欲しいけど悩んでいるという人のために試乗できる場所も掲載しているので参考にしてくださいね!
Contents
双子自転車(ふたごじてんしゃ)を試乗したのに購入しなかった理由
「ふたごじてんしゃ」は2016年より発案者の中原美智子さんとOGK技研株式会社が共同開発に取り組み、2018年5月31日に発売されました。
発売に先駆けて試乗会(申し込み先着)を行っていたので、かなり遠かったのですが予約して参加!
しかし実際に試乗してみて「欲しいと思ったのに購入しなかった理由」は、私の場合双子自転車の使用は実生活では困難だと思ったからです。
双子自転車は6才未満、体重は22g未満が2人乗せられて「双子と一緒に楽々移動ができる」という最大のメリットがある反面、「使用できる道路の条件」などがあります。
以下に我が家の場合の購入をあきらめた原因を記載していますが、ほかにも使用を控えるべき環境があります。
購入検討時はふたごじてんしゃ公式ホームページで詳細をチェックしてください。
通園路に切り吹きや段差が多い
双子自転車は構造上、段差に弱くなっています。
3輪のため垂直に段差に乗らない限り、片方のタイヤが浮き不安定になります。
切り吹きが多いと車体が不安定になり、転倒の原因に。
残念ながら現在通っている保育園の通園路は歩道が狭いことに加えて切り吹きが多く、通園使用には不向きです。
自宅駐輪スペースが狭い&段差がある
双子自転車の幅は約60cm、自宅の自転車保管をしているスペースも約60cm。
自宅の自転車保管スペースは2段なので幅広の上段に駐輪してもいいのですが、双子自転車はなんと総重量最低42kg(付属品付き)。
購入検討時我が家の双子はまだ1歳4か月。
別売りの専用チャイルドシートをが必要だったので、重さはもう少し重くなる予定でした。
最低でも42kgある3輪双子自転車を1人で2段(各段約18cm)持ち上げるのは至難の業。
すでに1台自転車を駐輪していることを考えると、保管も難しいという結論に。
値段が高い(専用チャイルドシートの購入が必要だった)
値段はなんとかしたら頑張れるかも!だったのですが、双子自転車の値段は以下の通り。
- 本体価格120,000万円
- リアキッズシート1台15,000円
- 専用チャイルドシート1台(価格不明)
- ほかヘルメットや鍵、防犯登録など
双子自転車は1歳から乗車可能ですが、小さな身体では不安定なため2歳になるまでは別売りの専用チャイルドシートが必要です。
専用チャイルドシートをの価格は探しても見つからなかったのですが、試乗時の記憶では1台10,000円くらいしたと思います。
合計すると約18万円になるので、通園路や保管場所も考慮した結果諦めました。
双子自転車(ふたごじてんしゃ)のいいところ
双子自転車は今までありそうでなかった新しいタイプの自転車です。
自転車に子供2人を乗せるママは、自転車の前後に子供を乗せて3人乗りしていますよね。
3人乗りをしても問題はありません。
しかし自転車によっては、双子を前後に乗せると
- 荷物が乗らない
- 体重の関係で不安定
このような問題点が出てきます。
それを解消してくれるのが双子自転車です。
現在最初(2018年5月)にリリースされた2018年モデルが280台と、再販(2019年5月)の2019年モデル280台が完売となる人気!
双子自転車のいいところをみてみましょう!
双子を乗せるために設計されている
なんといってもこれがいちばんです。
発案者の中原美智子さんは男の子3人(下2人は双子)を育てるママ。
自身が悩んだ経験をもとに、2011年に双子でも乗れる自転車の企画開発をスタートされました。
双子自転車は双子を乗せる前提で設計されていて、低速走行+高い安全性がポイント。
双子自転車をよく見ると、後部に双子を乗せる仕様になっています。
これ、前例がないんですよね!
3輪で倒れにくくい
双子自転車は3輪で、スタンドがありません。
(代わりにパーキングブレーキがついています)
3人乗りができる2輪の自転車はバランスを崩すと倒れる危険がありますが、双子自転車は正しい乗り方をする限り転倒の可能性はほぼありません。
座席が低く双子を乗降させやすい
双子自転車は子供を乗せる座席が低く設計されています。
そのため双子が大きくなっても、高く抱き上げずに乗降させることが可能。
乗降回数はママの負担になりがちなので、うれしい配慮ですね!
スウィング機構搭載で走行が安全
双子自転車は車体前部を左右に傾けることができるスウィウング機構を搭載。
双子を乗せての自転車走行は、わずかな段差や横傾斜でもハンドリングが不安定になりがちです。
スウィング機構があれば、ママが乗っている部分と双子が乗っている部分が逆方向に傾いて自然とバランスが取れます。
初めて運転するときは、練習してね。
双子自転車(ふたごじてんしゃ)が試乗できる場所一覧
双子自転車は購入前にアセスメント(購入前診断)が必要です。
アセスメントはネットで可能ですが、双子自転車はスイング機構搭載で独特の乗り心地&ハンドリングなので、試乗をおすすめ!
2019年11月現在試乗可能な店舗は関東3店舗と、時々開催される試乗会のみです。
店舗には専門スタッフがいるので、試乗希望の場合は事前に問い合わせや予約をしておくとスムーズに試乗することができますよ!
【東京都】サイクルスポット東大島店
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住所 | 〒136-0072 東京都江東区大島7-23-12 JFビル1階 |
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営業時間 | 10:30~19:30 |
定休日 | 水曜日 |
電話番号 | 03-5858-8494 |
【神奈川県】サイクルスポット相模大野店
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住所 | 〒252-0303 神奈川県相模原市南区相模大野3-1-33 |
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営業時間 | 10:30~19:30 |
定休日 | 木曜日 |
電話番号 | 042-701-0682 |
【神奈川県】サイクルスポット イトーヨーカドー川崎店
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住所 | 〒210-0843 神奈川県川崎市川崎区小田栄2-2-1 イトーヨーカドー川崎店1階 |
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営業時間 | 10:00~20:00 |
定休日 | 不定休 |
電話番号 | 044-333-7725 |
他、試乗会
双子自転車は時々試乗会を開催しています。
試乗会については決定しだいお知らせがあるので、ふたごじてんしゃ公式ホームページを要チェック!
電動アシスト搭載の双子自転車(ふたごじてんしゃ)は現在開発中!
来年(2020年春)のお子様の登園目的などで、現在開発中の電動アシスト仕様をお待ちいただいている方々には大変心苦しいお知らせとなりますが、2019年11月時点で、2020年4月までの販売開始の目途はたっておりません。
また、開発にも時間を要しており、量産開始時期の目途もたっておりません。
2018年5月の販売も、2019年5月の再販も、双子自転車はすぐに完売。
初期ロット販売時も、「電動アシストが搭載されたふたごじてんしゃの発売はあるのかな?」と疑問に思っている双子ママは多かったです。
電動アシスト搭載の双子自転車は2019年11月現在開発中で、まだ販売のめどはたっていません。
日本の安全基準は高く、電動アシストは初期設計のままでは搭載できないため、「電動アシスト搭載モデル」を新しく作る必要があります。
心待ちにしている双子ママもたくさんいると思いますが、販売が決定したらホームページ等でお知らせがあるので時々チェックしてみてくださいね!
双子自転車(ふたごじてんしゃ)は十分な資料と試乗でじっくりと検討しよう
双子自転車は一般の自転車と同じですが、欲しいからといって買えるものではありません。
購入前のアセスメントを受けて、可能な限り試乗をおすすめします。
駐輪方法は普通の自転車と違って独特です。
最初は慣れないので、実際に説明を受けるとわかりやすいですよ!
双子を連れての移動は大変ですが、試乗会に参加するのもいいですね。
中原さん明るくてフレンドリーママだったよ!
知れば知るほど乗りたくなる、欲しくなる双子自転車。
私は購入を諦めましたが、重宝する人は本当に重宝しています。
十分な検討を重ねて、いい出会いになるよう祈っています!