広島県大久野島を日帰りで訪れたので、紹介します。
今回は旅行の一部で広島県大久野島を訪れましたが、大久野島は日帰りではもったいないと感じました!
ただ双子(2歳11か月)を連れての旅行なので観光には程遠く、子供も楽しめる訪れ方として日帰りがちょうどよかったです。
船でわりとすぐに着くので双子も飽きず、終始にこにこしていました。
大久野島の特徴は900羽を超える野生のうさぎが生息していて、触れ合うことができるところ。
ほかにも大久野島の魅力を紹介しています。
子連れでお出かけの際の参考にどうぞ。
Contents
広島県大久野島は別名「うさぎ島」
広島県大久野島は瀬戸内海に浮かぶ小さな島。
大久野港に「瀬戸内海国立公園 大久野島」と書かれた看板があります。
ちょっとわかりにくいので拡大。
本土から約3kmのところにあり、面積0.7k㎡、周囲4.3kmの小さな島です。
島1週4km程度なので歩いて回ることができます。
島内には「休暇村 大久野島」という宿泊施設が1つだけ。
島自体は無人島です。
フェリー内に入島に関して注意書きがあるので訪れる際は読んでおいてね!
大久野島は鉄塔2本が目印。
別名「うさぎ島」と呼ばれているだけあって、島に足を踏み入れた瞬間たくさんのうさぎが出迎えてくれます。
大久野島には900羽を超える野生のアナウサギが生息しています。
アナウサギは穴を掘って巣穴を作る習性があるため、そこらじゅうに穴が!
もとは島外の小学校で飼われていた8羽がここで放され、野生化して繁殖したという説があります。
野生だけど人慣れしていて、自ら寄ってきてくれて双子もおおはしゃぎ。
毛並みがきれいで、触り心地は想像していたほど硬くなく、よくえさをもらっているからかふっくらしていました。
傷があるうさぎもたくさんいましたが、900羽もいたら喧嘩もおこりますよね。
えさやりや撫でたりもできます。
子供のうさぎを見ることもできました!
※えさは島内では販売されていないのでフェリー乗船前に購入してね
広島県大久野島へのアクセス・料金
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広島県大久野島へのアクセスは2通りあります。
どちらもフェリーで、運航は大三島フェリーが行っています。
広島県竹原市の忠海港からフェリー
広島県から大久野島へ行くには、忠海港からフェリーに乗る必要があります。
忠海港への最寄り駅は広島県竹原市忠海にあるJR西日本呉線忠海駅です。
忠海駅から忠海港まで徒歩で5本程度、忠海港からフェリー(青点線)で大久野島へ行くことが可能です。
乗船時間は約12分。
(忠海駅に駐車場あり)
愛媛県今治市の大三島盛港からフェリー
大三島の盛港(盛漁港)からもフェリー(赤点線)で大久野島へ行くことができます。
(乗船時間15分)
我が家、今回の旅行では道後温泉を訪れていて、しまなみ海道を北上していたので大三島から大久野島へ入島しました。
(盛港に無料駐車場あり)
四国方面から&車でないとこのルートを通ることはないですが、大三島インターチェンジを降りたら海沿いドライブを楽しみながら車で10分程度で盛港へ到着します。
途中で道の駅多々羅しまなみ公園があるのでご飯も食べられるよ!
写真はかれいのから揚げです。
新鮮特大かれい、食べ応え抜群~!
車で行っても島内は運転不可!
フェリーは車も乗船できますが、大久野島へ乗り入れても島内は許可された車以外は通行不可。
車のフェリー代は結構かかるので、港に停めてフェリーに乗船しましょうね!
島内は港から休暇村大久野島まで無料シャトルバスが出ていますが、歩いても15分程度です。
フェリー乗船料金と時刻表
フェリーはどちらの港から出発しても料金は同じです。
二輪料金は以下(片道料金)
自転車 | 120円 |
---|---|
原付(125cc以下) | 260円 |
自動二輪750cc未満 | 390円 |
自動二輪750cc以上 | 510円 |
フェリーの出航時刻はだいたい1時間ごと。
日帰りで大久野島を訪れる場合は、帰りは最終便に間に合えばOKです。
私は年末(12/28)に訪れましたが混雑していませんでした。
広島県大久野島を双子と日帰りで楽しむ方法
我が家は双子を連れているので、万が一歩かないといった場合に備えて双子ベビーカーでフェリーに乗船しました。
盛港ではチケット販売窓口にうさぎのえさ(ペレット)が100円で販売されています。(忠海港でも販売されています)
写真の双子が持っている茶封筒がうさぎのえさ。
先にも言いましたが島内にはエサの販売がないので乗船前に購入してね!
双子を連れて日帰りで大久野島へ行く場合、時間があれば休暇村大久野島でランチを食べることができます。
うさぎに触れ合うだけであれば滞在時間1~2時間ほどで十分。
真冬なのに寒くなく、いい天気でしたが夕方は寒かったです。
冬の日帰り大久野島は防寒が必須。
ベビーカーのひざ掛けもあったほうがいいです。
フェリーだし荷物になるからと防寒具置いて行くと後悔するよ!
ちなみに大久野島のフェリー待合室は、双子ベビーカーは入れません、、
待合室は広くないので人でいっぱいになります。
遊びながらフェリー待ちできたらいいのですが、1時間半の滞在でも双子は飽きてしまいました。
我が家は14:40のフェリーで大久野島へ行き、16:39の最終便で大三島へ戻りましたが、夕方寒くなることも考慮するともう少し早めに行って休暇村大久野島でランチできたら良かったです。
うさぎは抱っこしたり追いかけたりしてはいけません。
双子はすぐ走るのですが「走るとうさぎさん怖くなって逃げちゃうからそっと近づいてね」というと歩いてくれました。
うさぎのほうからえさを求めて近づいてきてくれます。
えさを持っている双子にうさぎがどんどん集まってくるハプニングもw
指を噛まれることがあるので双子にはうさぎの前にえさを置くように言いました。
手から直接えさをあげることもできてまさに癒し。
島内での滞在は約1時間半と短かったため、キャンプ場までの往復しかしませんでしたが十分満足するくらいうさぎに触れ合うことができました。
たくさん観光客がいてもうさぎもたくさんいるので触れ合えるかなっていう疑問は持たなくてOK!
なお、フェリー乗り場にトイレと手洗い場、自販機(待合室内)があり、キャンプ場付近にトイレと自販機がありました。
島はうさぎの糞もたくさんあるので容易に座ったりはできませんが、ベンチや歩行者専用の道路があるので休憩もできます。
私は瀬戸内海側に住んでいますが、大久野島から見る瀬戸内海は海水がとてもきれいでした!
潮流を見ることもできて思わずパシャリ。
休暇村大久野島まで行くとランチ以外に、うさぎグッズやお土産が購入できる売店や自転車のレンタルもあります。
島内は1時間ちょっとで歩いて回ることもできますが、自転車だと30分くらいだそうですよ!
子供用やチャイルドシート付き、電動自転車もあるとのこと。
- 宿泊者…2時間ごとに400円、電動自転車600円
- 宿泊者以外…2時間ごとに600円、電動自転車800円
広島県大久野島、日帰りではもったいないその魅力
広島県大久野島はうさぎの島といわれる以外に「毒ガスの島」という名前もあります。
なんだか怖いネーミングですが、大久野島は太平洋戦争に使用する毒ガスが製造されていた島でもあります。
国際的に禁止されていた毒ガス兵器を製造していたので、昭和初期の一般向け地図では島の存在を消されていたのだとか。
…歴史好きがこれを見逃すわけはない。
ないけど…今回は双子連れということで、歴史に準じる廃墟や跡地の観光はしませんでした。
ここでは、うさぎ以外の魅力をピックアップして紹介します!
【戦争遺跡】毒ガス貯蔵庫跡
大久野島では3つの毒ガス貯蔵庫が残っています。
写真は最も大きな「長浦毒物貯蔵庫跡」、古い建物につき崩壊の危険で立ち入り禁止のため、外からしか見ることはできません。
コンクリートでできた壁には終戦後残った毒ガスを火炎放射器で焼いた跡が黒く残っています。
【戦争遺跡】発電場跡
現存する廃墟では最大級の大久野島の発電場跡。
風船爆弾の製造場所としても使用されていたとのこと。
ここも立ち入り禁止となっているので外側からしか見ることはできません。
【戦争遺跡】大砲台跡
大砲台跡は北部、中部、南部大砲台跡の3か所。
上の写真は北部大砲台跡です。
1900年に建てられた大砲台は、日清戦争で呉と広島を守る要塞でした。
合計22門の大砲が設置されていました。
【戦争遺跡】その他
大久野島にはほかにも戦争に関連する跡地として
- 検査工室跡
- 火薬庫跡
- 重油タンク跡
- 研究室跡
- 南部探照灯跡
- 北部監視所跡
などがのこっています。
今回うさぎと触れ合っただけなので、このページの遺跡写真は無料写真素材 写真ACよりお借りしています。
でも一度は自分の目で見たい遺跡、廃墟ですね!
大久野島利用可能施設
- 毒ガス資料館
- 休暇村大久野島(ホテル)
- ビジターセンター(入館無料)
- キャンプ場(手ぶらOK!)
- 海水浴場
- 屋外プール
- テニスコート
- 日帰り入浴
大久野島中央に展望園地がありますが、現在は西日本豪雨災害により展望園地への遊歩道は全通行止めになっているので省きました。
アクティビティなど
大久野島ではアクティビティも充実しています。
- 海ホタル発光観察会(無料、休暇村館内)
- 朝のお散歩会(宿泊者向け、7:00~)
- 竹和紙 紙漉き体験(要予約、ビジターセンターにて500円)
ホテルではサプライズケーキや花束の対応もしてくれるとのこと!
詳しくは休暇村大久野島ホームページで。
広島県大久野島は家族もカップルも1人でも楽しめる島
今回大久野島を訪れたのはまっぷるのひと区画でうさぎが紹介されていたからです。
可能であれば愛媛県のソウルフード焼豚卵飯を食べて猫島(愛媛県の青島)に行きたいと思っていたのですが、夫の都合時間とルートの都合で両方とも叶わず←
うさぎ島なら帰りに寄れる!と半ば強引にフェリー時間を調べて向かいました。
そんなわけで帰りのフェリーは最終便、帰宅は夜中になったわけですが、大久野島はうさぎ好きはもちろん、遺跡や廃墟好き、1人でのんびり過ごしたい人にも向いています。
カメラ片手に1人で来島している女性や、散歩を楽しんでいる高齢夫婦の姿も見かけました。
外国人も見かけました。
今回はまだ双子が小さいのでちょっと寄り道程度でしたが、行きの車内で詳細を検索するとうさぎ以外に意識がいってしまい、後ろ髪を引かれる思いで大久野島を後にしましたw
1人でも行きたい場所にランクイン!
いつか絶対また行きたい。
今度は一眼レフ持って島を歩いて巡りたいです。
大久野島は本土広島県からもフェリーで行けるので、大久野島に興味がある方はぜひ!
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