双子妹が肘内障、しかも夜間になりました。
子供の夜間の体調不良や事故は対応が難しく、急なことで焦るママも多いのではないでしょうか。
肘内障は整形外科の診療範囲なので、夜間急病センターでは見てもらえないことが多いです。
じゃあどうしたらいいの?
そんなママのために、スムーズな夜間病院の探し方と合わせて私の体験談を紹介します。
この記事を読むと子供の肘内障の対応がわかります。
肘内障に限らず普段から夜間の病院探しにも役立つので、ぜひ目を通してみてくださいね。
Contents
肘内障になったときの夜間病院の探し方
肘内障は整形外科で整復を行います。
小児科では整形外科・外科診療を行っていません。
整形外科は年齢制限なく受診できるので、これまで整形外科にかかったことがないママは近隣の整形外科をチェックしておくと万が一のときにスムーズな対応ができます。
しかし夜間となると簡単にはいきませんよね。
夜間病院をスムーズに探すコツを紹介します。
普段から時間外受診できる開業医を探しておく
日中診療を行っている開業医は急な診療を受けてくれるところもあるので、普段からホームページをチェックしておきましょう。
「夜間急患対応します」と書かれている場合は、電話すると診てもらえることがあります。
夜間急病センターに整形外科があるか問い合わせる
近隣に整形外科がない場合や、夜間開けてくれる病院がない場合は夜間急病センターに電話します。
夜間急病センターは基本的に内科か小児科なので、整形や外科、歯科などの診療は行っていないことが殆ど。
ですが症状を話すと、ここへ電話してみてくださいと病院を紹介してもらえることもあります。
私は別件で一度総合病院を紹介してもらいました。
自治体の救急指定医に電話する
夜間急病センターとは別に、それぞれの自治体のホームページや広報で夜間に急な診療が必要な人向けに救急指定医を紹介しています。
自治体によって救急車の受け入れを行っている大きな病院や、当番制で開業医が紹介されている場合がありますが、整形外科がある病院を探すことがポイント。
整形外科があっても整形外科医が当直でなければ診てもらえないので、電話の際は整形外科で診療希望の旨を伝えましょう。
#8000や救急車の要請は極力避ける
#8000(小児救急電話相談)は病院を受診するかどうかなど相談をするための機関なので、受診必須の肘内障の場合あまり意味がありません。
混雑していてつながりにくいこともあるので、子供が激しく泣いているときは病院探しを先にすることをおすすめします。
また、初めてでパニックになると救急車を呼びたくなりますが、肘内障は救急車を呼ぶほどのものではありません。
肘内障になったまま放置するのはダメですが、事情を話せば診てもらえる病院は必ずあるので根気よく探してくださいね。
双子妹が肘内障で夜間病院にかかった体験談
我が家は双子妹が2回、肘内障になっています。
その時の体験談を紹介します。
どんな風に対応したか、参考になれば幸いです。
肘内障とは
肘内障は子供の肘の脱臼です。
肘の橈骨を支えている輪状靭帯がずれたりはずれたりする状態を指し、脱臼と聞くと痛そうに感じますが(もちろん痛いですが)、大人の脱臼とは少し違います。
肘内障は肘の関節が大人に近づくおおむね8歳くらいまで、なりやすいと言われています。
- 突然激しく泣き出す
- 触れたら痛いが触れなければ痛くない
- 腕をだらんとしている
- 腕を動かそうとしない
- 外傷や腫れ、赤みはない
まれに骨折の場合もあるので、上記の症状がみられる場合は動かさずにすぐに医師の診察を受けるようにします。
初めての肘内障は2歳10か月
妹が初めて肘内障になったのは2歳10か月。
平日の夕方18:00でした。
夫とテレビを見ていて食事ができたので呼んだら突然激しく泣き出しました。
姉妹で喧嘩はよくするので気にとめていませんでしたが、激しく泣く→けろっと泣き止むを繰り返していて18:05に明らかにおかしいとそばに行ったら「痛い痛い」と腕を押さえて泣いていました。
右腕がだらんとしていたので肘内障を真っ先に疑い夫に話を聞きました。
(肘内障という名前や症状は知っていました)
夫はソファから起こそうと腕を引っ張ったと言ってて、すぐに整形外科を探し始めて1件目開業医は18:00までですと断られ、2件目開業医が18:00までだけど開けておくのですぐに来てと言ってくれ、急ぎました。
18:20に病院に到着し、診察を受けると「腕動いているね、さてはさっき暴れたときに肘内障が治ったね」と言われました。
拍子抜けしましたが、暴れた拍子に抜けた腕が戻ることもあるようです。
腕を上げることができたら帰ってもいいよと言われましたが相当痛かったらしく、肘内障は治っているのに腕を動かすと痛いという記憶がインプットされてなかなか腕を上げられませんでした。
診療時間が終わっているのでとりあえず帰宅し、様子がおかしければ翌日受診となりましたが1時間ほどで腕を上げるようになり一件落着。
このとき、
- 小児はよくある
- 癖になることもある
- 10歳頃には肘内障にならなくなる
- 親が治してはいけない
など先生が教えてくれ、自分でも調べて肘内障への理解を深めました。
2回目の肘内障は3歳1か月
1回目の肘内障から半年ほど経った土曜日の夜20:00、また突然妹が激しく泣き出しました。
夫に話を聞くとまたもや引っ張った様子(おい~)
引っ張ったわけじゃないらしいけど、肘内障が癖になったと感じた瞬間でもありました。
しかしこのときは土曜の夜で、近隣には夜間診てくれる開業医がおらず、急病センターが開く前だったので自治体ホームページに記載されている救急指定医に片っ端から電話しました。
- 1件目…当直が整形外科医ではなく断念
- 2件目…診察できないと言われ断念(おそらく救急車のみの受け入れ)
3件目でやっと当直に整形外科医がいるのでどうぞと言われ受診決定。
妹は気持ちに余裕があり、ベビーシートに乗れると言ったので2人で受診すべく車に乗り込みました。
病院までは20分、移動中はじっとしていて痛まず泣かなかったのですが途中夕飯を大量嘔吐し泣いてしまいました←
到着して拭いたものの、ゲロまみれで整復w
ものの30秒ほどで治り、すぐに腕を上げることができてニコニコ笑顔が戻ってきました。
肘内障は整復後数日間が再発しやすいこともあり、整復後固定する病院もあります。
よくあること、すぐ治るなどと考えずに普段から気を付けましょう。
乳児医療証があっても費用がかかる場合がある
我が家は乳児医療証があり診療費は0割です。
肘内障で開業医・救急指定医を受診したとき、支払いはありませんでした。
(救急指定医では診察(初診料)に5,000円、プラスで最大5,000円かかると電話で言われましたが結果的に支払いはありませんでした)
実際姉が2歳前に椅子から転落して他の救急指定医を受診したとき7,000円かかったので、乳児医療証があっても診療費の支払いがあることもあるので注意してくださいね。
子供の健康にはかえられないですが、しなくてもいいけがや事故は本当にしなくていいです。
肘内障は親(素人)が治してはいけない
ところで肘内障は、ネットを調べると治し方が出てきます。
でも素人が整復してはいけません。
症状を悪化させる場合や、肘内障ではない場合(骨折)もあるからです。
肘内障の整復は本当にあっという間に終わりますが、医師は適切な整復方法を踏んでいるので素人がやるにはリスキーです。
寝返りなどで肘内障になることもありますが、きちんと病院で整復してもらいましょうね!
ちなみに私は、それは突き指だわと母にしつこく指を引っ張られましたが治らず、病院へ行ったら骨折していた過去があります。
指が変形してしまったのでやっぱり勝手な判断はよくないですね。
肘内障は繰り返す場合もあるので夜間対処法を覚えておこう
一度だけで済めばいいのですが、肘内障はふとしたときになります。
夜間や休日に限ってなる不思議w
子供が突然激しく泣きだすと焦ってしまいますが、もしものために普段から病院の診療時間や夜間診療してくれる病院をチェックしていると慌てず受診することができます。
私のスマホは病院が何件も入っていて、これまでかなりお世話になりました。
子供の病気や事故は予測がつかないので、時間があるときに夜間や休日の連絡先をチェックしておきましょう!